昨年行われたWorld Beer Awards 2022(WBA)にてスペシャリティ カテゴリー部門にて
ワールドベスト・スタイルを受賞したライスエール!
世界一となったライスエールは一体どんなビールなのでしょうか?
千葉のこしひかりを使用した ライスエール
2022年に全面リニューアルし、ラベルが一新され九十九里の特徴である波が描かれていて
分かりやすいですね。
期待をしつつ飲んでみると…
爽やかかつスパイシーな香りが鼻を刺激しつつも奥深い甘み
米のコクや甘みが感じられ、爽やかな味わいが特徴的に感じます。
苦味は抑えめで飲みやすく、程よいボディがちょうどいい。
このビールはセゾン酵母を使用しているため、
セゾンの特徴であるスパイシーさとお米の甘みが相乗効果を生んでいると思います。
色味は淡い黄金色から琥珀色に近い色合いでやや濁りがあり、画像をよーく
見てみると酵母の役目を終えた澱が見られ、ろ過されなかったことが分かります。
この澱もビールに風味や味わいに影響を与えており、ライスエールの美味しさに一役を
かっているのでないでしょうか。
また、飲み口はキレがよくドリンカビリティもあります。
ドリンカビリティ…飲みやすさや飲み口の良さを表す
個人的には、食前酒としてゴクゴク飲みたいですね。
- 品目:ビール
- アルコール:4%
- 種類:ライスエール
- 原材料名:麦芽、米、ホップ
- 内容量:330ml
- 価格:473円(税込み)
※あくまで個人の見解です。
法龍山麦酒についてはこちらをどうぞ
ちなみにビールのスタイルの一つであるセゾンとは、
フランス語で季節を意味し、元々は農民たちが夏季に作ったビールで、農作業の一環として飲まれていたそうです。
醸造技術をビールへ応用!
日本酒を造る寒菊銘醸の醸造技術を応用してビールの醸造をされており
日本酒の酵母や米をビールに用いることでコク、甘み、香りを引き出すことができるのでビールの可能性はさらに広がりますね。
1997年に九十九里オーシャンビールが誕生したのでクラフトビールの中ではかなり歴史があります。
ちなみに日本酒で有名な黄桜などでもビール造りをしています。
まとめ
・ライスエールはセゾン酵母を使用しており、スパイシーな味わいながら米とマッチしている。
また、苦味は抑えめで飲みやすく、程よいボディを感じられました。
・酵母の役目を終えた澱が見られるがこれは、ビールの味わいにも関係していて、
ライスエールの美味しさに付与していると思われる。
・九十九里オーシャンビールはクラフトビールの中ではかなり歴史がある。